手作り印籠のすすめ!

阿波踊りの本番を何度か経験したというのに、僕はまだ印籠(いんろう)を持っていませんでした。以前店で物色してみたら、かっこいい! と思った印籠は7,000円もするのでした。高いものなんだ、と驚きました。それならいっそ作ってしまえ、と思い立ったのでした。


●材料集め
島忠の材木コーナーに、端材を袋に詰め放題で300円というものがあることを最近知りました。買ってきて、ボンドでいろいろ作る遊びが我が家で流行しました。サンドペーパーで磨いて色を塗るとなかなか楽しいものができます。箱や鉛筆立てがどんどん増えていきました。この材料から、これで印籠が作れるかもと思いついたわけです。


●組み立て
必要なサイズにのこぎりで切って、ボンドで貼り合わせたら、ショボイ箱ができました。


●削り・磨き
角をナイフで切り落とし、ヤスリで丸みを出し、サンドペーパーで仕上げたら、ちょっとらしくなってきました。


●色塗り
水彩絵の具で色を塗ります。思い切って真っ赤に塗りました。ほおずきの色。目立つぞ! その赤地に白で「ほおずき連」と書こうをしたのですが、絵の具の筆では無理。太くてつぶれてしまいました。「ほ」の字で挫折。赤くぬりつぶしました。文字はあとで考えよう。


●房みたいなもの
サンキの手芸コーナーは、なんでも売ってると評判でファンもたくさんいます。印籠をぶら下げる紐を選びました。でも印籠の下についている房は売ってなかったので、作らなくてはなりません。まともに作るのは無理。娘が凝っている編み紐の素材、ヘンプを買ってみて、束ねてみました。まあこれでいいや。


●オイル仕上げ
色塗りから一夜明け、絵の具が乾いていることを確かめて、オイルを塗って光沢を出しました。

●蓋つけ
印籠の蓋は、本当はスポッて抜ける仕組みですが、そんな細工は無理なので、蝶番を裏側につけて、パカッとあく仕組みで妥協しました。


●完成
とりあえず完成! 

厚みがあるせいで、内部が狭いです。タバコは入りません。小銭入れとしては十分だから、まあいいじゃありませんか。(苦笑)


●ひょうたん
紐の先端につけるひょうたん、作成中です。
(じつに)