トレーニング

★ダンスイベント

先週、ダンスのイベント「JスタSHOW劇場」に行って、大人も子供も交えた28組のパフォーマンスを見てきました。
娘が参加したからです。
娘を指導してくれているTAKAO先生の振り付けがやっぱりすごいということを力説したいです。
TAKAO先生は、今回は5チームの振り付けを担当していました。
1チームの振り付けにたぶん5曲ぐらいをつないで6、7分の音楽にしています。それだけで変化に富んだ壮大な組曲です。
その上でめくるめくダンス世界が出現します。繰り返しはありません。どんどん新しく展開し続けていくのです。振り付けするのもたいへんだけど、それを小学生から高校生を含むメンバーたちがみんな完全に覚えているからすごい。
18人ものダンサーによる演目なんか、ステージの幅、奥行きをめいっぱい利用して数人ずつ入れ替わり立ち替わりがんがん飛び出してきたり、全員で踊りまくったりするんですが、複雑な配置転換なんかも見事に覚えて構成美を表現しています。
うちの娘は3つの演目に出たので、覚えることがほんとうにたくさんあったと思います。でも、聞くと「覚えるのは簡単」と言っていました。
その理由はたぶんこうだろうと思いました。
ひとつには音楽にぴったり寄り添った振り付けであること(以前に書いた日記「音楽のディテールに反応するダンス」参照)。もうひとつはダンスのパーツが体にたたき込まれていること(「パーツ化して体にたたき込む」参照)。
覚えるのは簡単でも、覚えてからがむしろ大変なのだそうです。なんども練習してもっとキレのいいダンスへと仕上げていくのです。相当猛練習をするらしく、毎回へとへとになって帰ってきます。
練習しただけの成果はあったと、舞台に感銘を受けて納得しました。


★あわともクラブ2010

三鷹の体育館に「あわともクラブ」という阿波踊り練習会にはじめて行ってきました。
シーズンオフで練習機会が少なくなる阿波踊り人たちのために、毎年秋から冬にかけて数回開かれる<「からだで感じる」阿波踊り」>主催の企画です。
「あわともクラブ2010」<「からだで感じる」阿波踊り」>参照。
連の垣根を越えて大勢(数十人)の人たちが集まりましたよ。
僕は楽器を持って行かなかったので見学だけさせてもらいました。
踊りの練習の様子は、まるで競泳のトレーニングでした。体育館の中央を端から2列で流して行き、反対側にたどり着いたら歩いてスタート位置まで戻って、すぐにまた踊り出すのです。
15分踊って10分間休憩で1セット。これを3時間延々と繰り返したのでした。
みんな汗びっしょり。
「気合い入ってますね!」と知人に声をかけたら、「当たり前だ。それが練習だ!」と言われちゃいました。
こう書いていくと、当たり前のことになぜ驚いているのだろうと不思議に思った阿波踊り関係者もいることと思います。
ほおずき連の練習はトレーニングというよりレッスン。踊りのおさらいみたいな感じなのです。
阿波踊りって、身体に対する負荷を考えると、もうスポーツだと言ってもいいくらいですよね。スポーツならトレーニングは不可欠。当たり前のことですよね。
(じつに)