10分間と1時間

★かわさき阿波おどり

10月3日(土曜日)、川崎駅前で行われた「かわさき阿波おどり」に初出演してきました。
駅前のにぎやかなアーケードの通りが、複数箇所演舞会場として設定されていました。
1つのずつの通りは距離の短い演舞会場。各連は10分間の持ち時間で組踊りや流し踊りを披露しては、次の演舞会場へと移っていきます。
ほおずき連は8本踊りました。


われわれは組踊りの持ちネタからピックアップして演舞会場ごとにパターンを変えた構成を試みたのですが、10分に満たなかったりオーバーしてしまったり、なかなか難しかったです。自分の連なのに初めて見たユニットもあったし(コードネーム「かまいたち」)‥‥。いつの間に練習してたんだ!


10分間は持ちネタをあれもこれも入れたいと思うと短くて、でも太鼓をがんがん打ち込むと、あっと間に体力を消耗してしまうほど長い時間でした。
このかわさき阿波おどり独特の「10分間8本勝負」には、もっと練り上げた作戦が必要だと思いましたね。


でも、厚い人垣の熱い声援に包まれてお祭りの楽しさはたっぷり味わえましたよ。来年はもっと盛り上げるぞ!



★サプライズ

川崎からおのおの車に分乗して埼玉目指して帰る途中、ほおずき連一行はお台場の青海埠頭に立ち寄りました。静かなデートスポットです。
女踊りのSちゃんは、夜の海や雲の切れ目に浮かぶ丸い月でも楽しむために、みんなちょっと休憩でもしているのかと思ったことでしょう。


そこに「そーれ!」という掛け声。つづいてクラッカーの破裂音。遠くから近づいてくる篠笛のメロディーはハッピーバースデートゥーユー♪
「Sちゃん、お誕生日おめでとう!」という声とともに差し出されたケーキにはろうそくが立てられています。そしてプレゼントの贈呈も!


この騒ぎの一部始終はすぐそばでとある釣り人が目撃していました。釣りのじゃまをしてしまったことを改めてお詫び申し上げます。


★太陽の家のお祭り

翌10月4日はデイケア施設「青柳太陽の家」のお祭りに出演。ほおずき連に用意してくださった時間は1時間! かなり長いです。


まず会場内を流して(7、8分)、
次にステージ上で組踊りのネタをあるだけ出し切って(25〜30分)、
会長のマイクパフォーマンスとミニ阿波おどり教室を開いて(5分)、
お客さんもいっしょに輪踊りから流し踊りして(10分ぐらい)、
それからおしまいの挨拶。


できることはやり尽くしたぞ!これでどうだ!
と時計を見たら、あと8分もある‥‥。


どうしよう、ちょっと余ったけど、終わりにする? と互いに目配せ。
もっともっと、という期待の視線。
それでは、と「アンコールにお答えして(笑)、もうひと踊りします!」と叫んだら、大歓迎の拍手。
会長の渋い踊りからリスタートし、怒涛の乱舞へ。最後はエンディングの「ほおずきレジェンド」で締め!
1時間のステージをやり終えました! ものすごい充実感でした!
(じつに)