どじょうすくい2段の技

舞台が作ってありましたよ。駅の真ん前の正面ゲート脇でした。これは目立つぞ!


鳴り物に鉦のえがさんが久々の登場でした。が、さすがに組踊りの流れを把握していないので、締太鼓で参加。でもオープニングのショート流しでは会長から鉦を任されていました。そのおかげで、キレがよくてひょうきんな会長の踊りがたっぷり見せられましたよ。


ショート流しって言うのはですね、桜まつりやどけんまつりのときみたいに、舞台までちょこっと流して雰囲気を作ろうじゃないかとちょっと離れたところに移動したところ、係員の人からとがめられてしまったわけなんですよ。
彼が言うのには、
「死人が出たときに責任とれないでしょう」ということらしいです。
阿波踊りが人を殺すなんてそんなことないない、と思ったのですが、待てよ、殺されるかもしれないのは阿波踊りのほうだというのが係員の主張だったのでしょうか。聖火リレー!? まあ、安全第一ですね。
そんなわけで舞台の前の空間でのショート流しですませたとうわけです。


組み立ては桜まつりのセットが基本。それに加えて、女の子3人組(提灯と扇子の高校生+扇子の中学生)が入りました。
途中の扇子ソロパートでは「大太鼓だけ、しかも縁打ち」と鳴り物に注文が入っていました。いい注文です。
扇子の中学生は今回は団扇でも踊っていました。さらには去年までは女踊りだったのですから、サッカーで言うところのポリバレントそのものですね。才能ですね。


1セット踊ったらもう30分が経過していました。意外と時間がかかった。そこでちょっと休憩して1セット目は舞台前の空間をぐるぐると流し踊りをして、それからみんな入り乱れてのクライマックス。
桜まつりからたった2週間ですが、着実な進歩が感じられました。


われわれのあと、舞台には「どじょうすくい一座」が登場しました。年配の男性2人と女性1人。ほおずき連のみんな、かぶりつきで見ていました。大受けでした。表情の愉快さ、終始低い姿勢を維持しながらも軽快に弾む腰使い、そしてパントマイムとしての表現力。おおいに刺激されたメンバーもいたみたいでしたよ。
あとで名刺をもらったら、本場安来節2段って書いてありました。認定試験があるんだって!

(じつに)