自由奔放と勝手気ままの対決

扇子踊りの女性、Aさんが、扇子踊りをやらなかった。扇子を忘れてきたのでしょうか。細かい事情はよくわかりません。それで、会長が「今日は団扇をやったらどう」と見本まで見せてくれたのですが、Aさんは三味線を選んだのです。
さっそく我らがエース三味線奏者がAさんに手ほどきしてあげました。
それからしばらくはAさんの三味線で踊りの練習が行われました。いきなりですよ。Aさんすごいです。一方エース三味線奏者はというと、別室でベースを弾いていました。なぜかベースとアンプを持ってきていた。(笑)


僕は最近の2回の練習では鉦を叩いていたのですが、本来の鉦担当のえがさんが現れたおかげで、大太鼓に専念できました。えがさんの鉦って「もっと行け! もっと行け!」って聞こえるところがありまして(笑)、太鼓も「これでどうだ!」とついエスカレートしてしまいます。指の皮がむけ、腕がパンパンに張ってしまいましたよ。


それから会長が大太鼓で鳴り物に参加してくれました。僕が入会してから、あれだけ長く大太鼓を叩く会長を見るのは初めてです。
会長は阿波踊りをやる前は和太鼓が専門だったというだけあって、大きくて激しい見事な撥さばきです。
相変わらずほおずき連の太鼓は決まったリズムパターンというものがありません。
会長の太鼓のフレーズは自由奔放です。
僕もそれに負けないほど勝手気ままです。
自由奔放と勝手気ままの対決です。
二人の太鼓の1打1打の強弱のずれが大きいうねりになって響いてきて、最高に気持ちよかった!
踊っている人にはどう響いたでしょうか。
(じつに)