思いついたらやってみる

久しぶりに練習に現れたROCKYさんが、元ビジュアル系ロッカーの三味線弾きの演奏をはじめて見てひらめきました。
「舞台踊りの自分のソロパートでは三味線のそばで踊りたいな」
そのインスピレーションは、どこから？
「ギタリストとボーカリストが１本のマイクで歌うあれですよ」
そうか！　ローリング・ストーンズのキース・リチャーズとミック・ジャガーのあれですね。

三味線弾きさんが新しく考えてきたフレーズはまた独特のものでした。聞いたことないけど、素朴で力強く、しっくりくる響き。僕は個人的には、アイヌの楽器、トンコリや、アフリカの楽器、コラのフレーズを連想しました。その響きとROCKYさんの団扇踊りを絡ませるアイデアは、即座に会長も「いいね」と受け入れました。

ほかの楽器は沈黙し、三味線が中央に立ってソロ。そこにROCKYさんが踊りこんでみました。
「いけるね！」
「いいかも！」
そこに連長が声を挟みました。
「Ｉさんの提灯も反対側から入れたらどうかな。そうすれば左右対称になるでしょ」
試してみました。
「これもいいね！」
「よし、これでいこう！」

会長の演出はどんどん進んでいきました。
三味線のソロに、途中から笛を加えていきます。
続いて大太鼓の音も静かに重ねていきます。
ゆっくり盛り上がって来たところで鉦が入り、一気にクライマックスへ。

どけん祭りの舞台踊りが楽しみです。
（じつに）

■追記
※トンコリはアイヌの弦楽器です。OKIという人のCDが試聴できます。
http://www.tonkori.com/disc/tonkori.html
※コラはハープのように弾くリュート型をしたアフリカの楽器。トゥマニ・ジャバテという人のCDが試聴できます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1473415
■さらに追記
改めて聞いたら、コラは違いますね。華麗すぎる。勘違いでした。

■またも追記
アフリカの親指ピアノってのはどうでしょう。音色というより素朴なフレーズを繰り返すビート感が近いのでは。
http://www.culta.com/africa/africa/ilimba.html
ううん。やっぱ、アイヌのトンコリがいちばん近いですね。