津軽三味線と阿波踊り

先週の阿波踊り練習に、メンバーの友達の女性が津軽三味線を持ってやってきました。
6歳からやってるベテランで、三味線のお師匠さんです。
まずは連長が持ってきた連の三味線を弾いてもらいました。ちょこっと基本的な阿波踊りのフレーズを伝えたら見事に弾きこなしました。
そして練習後半でいよいよ持参の津軽三味線を披露してもらいました。
すごかったです。楽器自体が大きい上に、音量がすごい。音色がすごい。アタックが激しくて、これはもう打楽器。
そして随時左手で棹をこすって大きなビブラートをつける。これが頭に揺さぶりをかけるんです。めまいに襲われそうです。
この津軽三味線で、メンバーが踊りに挑戦しました。
太鼓をからませてもらいました。最高の気分でした!
実は津軽三味線に太鼓をからませるならどうしたらいいか、とたまたま最近妄想していたんです。妄想が実現しました。

そして、彼女があまりに気さくでいろいろ頼みやすいものだから、とうとう禁断のお願いをしました。
津軽三味線でシャッフル(2拍子)をやってみて、と。
しばらく試行錯誤が続きました。というのは、津軽三味線はタラララタラララという一番細かい刻みの上に音が乗っているみたいなんです。その上でベンベンベンベンと叩く。16ビート、8ビート系で組みあがってる。
その大きな特徴を外したら、はたしてそれは津軽三味線と言えるのか‥‥。
でもそんな枠を短時間で自ら打ち破って、とうとう発見しました。
津軽三味線の独特の旋法をベースにし、大きくうねるビブラートをかぶせて津軽三味線のにおいを強く漂わせるメロディーをアドリブで作り出しました。そしてリズムは跳ねています。2拍子の津軽三味線です。
鉦と太鼓も合いました。
踊りももちろん合いました。
いままで聞いたことのない、新しいサウンドでした。
連長も「聞いたことない!」と驚いていました。
その場にいた人みんな興奮しましたよ!
おいおい新しいジャンルを作っちゃったよ!
チャンスがあればどこかの本番で共演していただきたいです。
(じつに)