パーツ化して体にたたき込む

近所のダンススクールのヒップホップ初級講座を三女といっしょに見学してきました。
胴体を固定して首だけ動かす練習から始まって、様々なパターンのダンスエクササイズの怒濤の反復でした。2小節くらいのかっこいい動きをインストラクターがやってみせて、それを生徒たち(小中学生)にやらせます。難しい動きのときは細かく分解して説明します。その動きのかっこよさの勘所をしっかりからだにたたき込みます。最後のほうは、4小節か8小節の高度で複雑な技への挑戦になりましたが、子供たちはみんなしっかり身につけたようです。これで初級というのは驚き。
この動きならもうそのままステージで披露しても鑑賞に耐えうると思いました。


レッスンを見ながら、ダンスの動きの要素がパーツ化されているのではないかと思いました。そしてそのパーツをひとつずつ生徒の体にたたき込み、パーツの引き出しを増やしていく作業をしているのではないか。
イベントやコンテストのための振り付けをするときは、引き出しからパーツを選んで組み合わせていけば、短期間で演技をマスターでき、すぐにショーに向けて磨きをかける段階に移行できます。


阿波踊りの動きも意識的にパーツ化して引き出しを増やしていくことってできませんかね。
有名連の動画などを見るといろいろな動きがありますよね。葉月連の黒ハッピの1分間の動きだけでも、手の動きや体の裁き方に膨大なバリエーションが繰り出されているのがわかります。


鳴り物もリズムのパターンのパーツ化して引き出しを増やすこと意識してみるのもいいかもしれません。
(じつに)