ジョン・ケージか!?

昨日の太鼓クラブの練習に、18種類の基本リズムを書いたカードを持って行きました。
まずは僕が8枚並べてパターンを作ってみました。
「ドンドコ ドンドコ ドコンコ ドンドン
 ドコンコ ドンドン ンコンコ ドーン」
口で言ってみると言えるけど、それを間違えずに叩こうとすると、案外難しいです。


「ほかのパターンを作ってみよう!」と声をかけると、
子供達がドンドン並べていき、できたのは40枚ぐらい使ったパターン!


「はっきり言って無理だから!」
子供達もさすがにそれはわかったらしく、こんどは4枚だけ選んでパターンを作ってみました。


1人が作ったのは
「ドンドン ドンドコ ドコドン ドコドン」
アフリカンな元気なパターンだ!


もうひとりは
「ドーン ドーン ドンドコ ドコンコ」
こっちもいい!


作った本人が叩こうとすると、4つめの「ドコンコ」にちょっと手こずった。
やらせて、と僕が叩いた。「ドーン」では跳ね上がってバチを振り下ろした。
気分いい。延々と繰り返したくなった。
その秘密は「ドコンコ」にある。
「ド」が右手、「コンコ」が左手。その「コンコ」の間、右手は頭上に振り上げられて次の「ドーン」を待っているのだ。
「ちょっと叩かせて」とベテラン女性メンバーが叩いた。
「ドーン ドーン」では強く叩き、「ドンドコ ドコンコ」では極端に小さく叩く。
メロディを感じた。
僕は締太鼓で下打ちを合わせた。
延々と続けたくなった。
「これレパートリーに発展させましょう」


さてもう1人が作ったパターン。

カードを細かく折っている。
どう解釈すればいいのか‥‥。僕なりに叩いてみた。ほかの人なら違う叩き方になるだろう。
アメリカの現代音楽の作曲家ジョン・ケージの曲で、何か模様が書かれている透明プラスチック板を床に投げて、できた模様を楽譜と見立てて演奏する、たしかそんなような曲があったことを思い出した。
(じつに)