最大の問題はどうやら体力

ここんとこ毎回練習に驚きがあります。
昨日の練習内容も特大の驚きで、それを公開したらアイデアが盗まれるんじゃないかと心配の声もありましたが、いやいや誰も盗みませんよ、アイデアが奇抜過ぎますから。という判断で、書いちゃいますね。


女性提灯踊りのきらさんによると、僕が練習を休んだ先週の日曜日、ヤング大太鼓君との間で、太鼓も踊ろうではないかという話が盛り上がったのだそうです。(僕も日記に太鼓の踊りについて書いていたので、偶然の一致に驚いたそうです。)
太鼓を担いで踊るには、沖縄のエイサーがヒントになるのではないかというアイデアが出たのは、ちょうどきらさんが沖縄旅行から帰ってきたところだったことが寄与したようです。


そんな流れで、きらさんから
「じつにさん、エイサーみたいに踊れませんか?」
と話が出たわけです。
僕は半分冗談として聞いていましたが、きらさんはマジの表情です。
それなら仕方ない、やってみようじゃないかと、僕は太鼓を担いだまま跳ねて見せました。
「ほら、エイサーみたいに飛び跳ねると、どうしても太鼓も跳ねて暴れちゃうんですよ」
と、否定的な返答をして、あきらめてもらおうとしました。でも
「エイサーの太鼓は暴れませんよね。何がちがうんでしょう」
ときらさんは食い下がります。
「そりゃ、エイサーは右手だけで叩いてるから違うでしょ」
と僕。
「じゃあ左手は?」
「あ!」
そうです。エイサーの太鼓は、左手で太鼓を押さえてます。
阿波踊りの太鼓でも、踊るときは右手1本で叩き、左手は太鼓を押さえればいいんですよ!


さっそくやってみました。
できました! ひらりと回転などもできちゃいました! けっこう気分いいかも。


そこから、練習の後半はもう大太鼓陣の踊りの特訓に切り替わりました。
提灯と組んで踊り、女踊りに混ざって踊り、踊りと太鼓の1対1のデュエットで踊り・・・・・、ありとあらゆる組み合わせを試しました。
提灯部リーダーのIさんの踊り方をイメージして、腰を思いっきり落として左右の足を順に踏み込んでみたときには、あ、これはナンバ歩きだ、という発見などもありましたよ。足と上体を一致させて動かさないと、重い太鼓が安定しないんです。


1本踊るだけで息が上がりましたが、踊るたびにアドレナリンが沸騰したような状態になって、もう1本、もう1本と夢中で踊り続けました。
きらさんとの踊りでは連携も少しずつできてきたと感じました。
練習後も興奮が持続して、メンバー同士の熱い会話が続き、なかなか帰る気分になりませんでしたよ。
もっと磨きをかけて、早く人前で披露したいです!


ただし、腿がこわばり、心臓がばくばくになりました。最大の問題はどうやら体力、ということになりそうです。もっと鍛えなくちゃ。


話が前後しますが、おととい、土曜日の練習にはまたメンバーの友人やご家族が大勢いらっしゃいましたね。でもって、その人たちがまた高度な技を持った人たちだからすごいです。ショーマンシップあふれた提灯踊りの姉妹、柔らかな撥捌きの太鼓姉弟。そんな人材がどんどん集まってくるほおずき連の最近の求心力はすごいことになってきてると思うのですが、いかがでしょうか。
(じつに)