団扇の角度まで一致している

徳島から送ってもらったビデオのうちの「HANA MARU FESTA 2003」を見て、瞠目すべき連を発見しました。
「葉月連」
有名連に対して「発見」というのは失礼ですね。僕がなにぶん初心者なもので、やたら勝手に発見して驚いてしまうんですよ。
まず黒い法被を着た女性3人の団扇踊りがすごいです。腕を伸ばして大きく振ります。いろんな動きをします。ゑびす連の青法被の女性たちの踊りを連想するところもありますが、ちがいは、葉月の黒法被は腰がものすごく低いこと。延々と低いままなこと。膝もがっと開いています。強靱な足腰!
しかもいろんな動きが3人ともぴったりとシンクロしているんです。指の先まで、団扇の角度まで一致しているんです。女性3人の細身の体型も似ているので、そのシンクロ効果は計り知れないです。
すごいのは黒法被だけじゃないですよ。たとえば女踊りひとりと男性の団扇踊りひとりのゆっくりとした踊り。やたらと片足立ちになります。女踊りは片足立ちのまま上半身で舞います。男は片足立ちのまま、低く舞います。女の片足立ちの足元で低く踊る男は、なんだか飼い主にじゃれる犬を思い起こさせますが・・・・。(笑)
鳴り物も高度でした。とくに感心したのが、締太鼓の音程差の活用です。音の高さのちがう2つの締太鼓を叩き分けるのです。
細かい速い連打で、タタタタ・トトトト・タタタタ・トトトト♪という感じ(タが高めでトが低めと思ってください)。
創作和太鼓の締太鼓でよく見る奏法ですね。
やっぱりさすがは徳島! 残りのビデオを見るのが楽しみです。

さて、とうとう黄金の印籠を作りましたよ。今回は蝶番をやめてみました。内側に割り箸を貼り付けてみたら、うまく収まりました。蝶番の取り付けは難しいのでこれからはこっちのやり方でいくことにします。
(じつに)