1.5拍子って?

スタート地点でごいっしょすることになった葵新連は、高円寺を代表する歴史と実力を備えた連です。


8月6日の日記へのコメントで106さんがスカ風の心地よいリズムの話から「葵調ぞめき」に言及していましたが、その後の練習でもたまたま会長から葵新連の話が出ました。「葵新連の1拍子はこうだ」と紹介してくれたのです。どんなリズムかというと、鉦に2拍子を叩かせておいて、大太鼓が淡々と軽い1拍子を叩くのです。
僕も真似して大太鼓を叩こうと思ったけれど、鉦の2拍子が気になってうまく叩けた気がしませんでした。


それから「阿呆見聞録」というWEBページを読みました。杉並区役所さざんか連の方が書いている、阿波踊りの魅力を追求するページです。ものすごく面白いコンテンツなのでぜひみなさんも読んでください。
http://studio7-2000.com/notebook/notebook.html
そこで「リズムについて」という項目を読んで見張りました。葵新連のリズムは「1.5拍子」だというのです。1.5拍子!?

二拍子と一拍子の中間くらいの「溜め」でリズムを刻む。個人的には非常に乗りやすい…というより麻薬のような魅力を持ったリズムである。

もしかしたら、先日の練習で会長が言いたかったリズムは、鉦の2拍子はちょっとだけ1拍子に近く、太鼓の1拍子はちょっとだけ2拍子に近く叩くリズムだったのでしょうか。


高円寺阿波踊りでは、同じスタート地点でその葵新連と遭遇しますよ。
ちなみに「阿呆見聞録」のさざんか連も同じスタート地点ですよ。


今日、家族で実家に行ってました。
雨上がりの夕方、実家の近所を子供たちが犬を連れて散歩に行くのにつきあいながら、スカで叩く鳴り物を想像していました。
それから急にひらめいたのが、ボ・ディドリーのジャングル・ビート風に1拍子を叩くというアイデアでした。このプリミティブでバカ陽気なリズムを打ち出したら、踊り手たちはどんな反応を見せるだろう。早く試してみたくてうずうずしました。
(じつに)