押入れにびっしり

hoozukiren2006-05-19

はじめてほおずき連を訪れたのは去年(2005年)の10月でした。
以前から所属している太鼓クラブの仲間に誘われて、ちょっと練習を見に行ったのです。
5歳の三女を連れて、ガード下の北コミセンに入り、太鼓とカネの音がする会議室に入って行き、
「こんにちは!」とあいさつしたら、会長が驚いて喜んでくれました。
「よく来たね!」


でも不思議です。見回しても鳴り物以外には大人が3人ほど踊っているだけなのでした。
僕がきょろきょろしていたら、会長は察してくれて、
「子供たちはこっちにいるよ」
と、隣の和室に案内してくれました。
しかし、和室はがらんと空っぽでした。
会長は押入れのふすまを思い切ってあけました。
するとけたたましい笑い声や叫び声とともに、びっしり詰まっていた子供たちが解き放たれました。
僕と娘はびっくりしてしまいました。
出てきたのは、小学生から中学生、高校生の女の子たち7、8人ほどと5歳の男の子一人でした。


「まったく、いたずらが好きで押入れ好きな連中だよ」
と会長は笑っていました。

さて全員会議室に集まって、練習再開です。
「ためしに叩いてごらん」
と促され、僕は大太鼓を見よう見まねで叩いてみました。
「うまい!」
「やるじゃん!」
「はじめてと思えない!」
そんな声をかけられて、気分がよくなりました。


「ためしに踊ってごらん」
と5歳の三女も促されて、見よう見まねで踊りました。
「かっわいい!」
「うまい!」
「やるじゃん!」
三女も気分がよくなったようです。


それで僕と娘は入会することにしました。
(じつに)