太鼓やりたい気分沸騰!

hoozukiren2008-01-06

1月6日、「太鼓祭in SAITAMA SUPER ARENA 2008 日本一決定戦」を観に行ってきました。
5時間以上も太鼓を楽しみました。
がぜん太鼓への意欲が沸いてきました。
このフレーズ使える、この撥さばきは真似したい、など刺激がたくさん。
早く太鼓を叩きたい!
観客は1万5000人ぐらいだそうです。
となりに座っていた年配の方がスタッフから聞き込んできて教えてくれましたよ。
無料でこんな見事なショーを見ることができたなんて新年からついてる!


太鼓日本一を決めるコンテストは、大太鼓(ソロ)の部8人、組太鼓(チーム)の部8組が出場しました。観客の投票で優勝を決めます。
気になったところをかいつまんで挙げていきます。


まず大太鼓の部。大太鼓はとにかくでかい太鼓です。やぐらに載せられています。
足を大きく開いて太鼓に正対して立ち、叩きます。
強く叩き続けると、ボクシングを何ラウンドか戦うのに匹敵するほど体力を消耗します。


●上 光
若そうに見えるけれど太鼓歴29年だそうです。
中央付近を叩くときと縁を叩くときの音色の違いを駆使していました。
もっともみんなやる技法ですけどね。
ただ、音色、強弱、刻みのコントラストによって、まるで伴奏と主旋律が同時に鳴っているように聞こえるんです。


関根弘
ダンサーにして歌手でもあります。
そして太鼓のパフォーマンスは華麗な舞でした。


●荒川正輝
太鼓歴20年の若き指導者。音がでかい! 優勝です! 指を太鼓にぶつけて流血してました!


●栗原史幸
ヤンキー! モジャモジャの金髪。
見栄を切って登場してお行儀悪いなと思ったら、太鼓への一礼など意外に礼儀正しい。
正確な撥さばき。準優勝。優勝を逃したことをものすごく悔しがっていた。


●荒川仁美
なんと13歳の女の子!
最初、手のひらとげんこつで叩き始めましたよ。
繊細な音色の使い分け。
音量で勝負するのではないという意思表示。


組太鼓の部
チームで複雑なアレンジのオリジナル曲に挑みます。
子供も混じるチームもあれば、大人だけのチームもあります。
ストイックに音楽的技術的境地を追求するチームもあれば、祝祭的な楽しさ追求のチームもあります。
気になったのは以下のチーム。


知多半島和太鼓こころの会
愛知県から。
ずっとシャウトしている。ずっとハイテンション。なんだか太鼓より声のほうがデカイくらい。
見ているほうもうきうきしてきた。
小学低学年の女の子もいる。


●十和田水神雷太鼓
青森県から。
ストイック。ストラビンスキーみたいな現代音楽を連想する。
ドツツドツツドツツドツツドンドンというリズムはどのグループも使う基本パターンらしい。
ジャングルビートにも通じる。


●岡谷太鼓保存会 信濃神龍
長野県から。優勝チーム。
チリン(かね)。ドロドロドロドロ。ヒョロヒョロヒョロ(笛)という効果音的な響きから入る。
ドラマの始まり。
居合い抜きのようなパフォーマンス。
渾身の打撃。強烈な気合を感じる。
13人の音が完全に合っているので1つの音の塊が巨大なエネルギーになっている。


●大館曲げわっぱ太鼓「忍」組
秋田県から。
16ビート中心の細かいリズム。
気合の声が飛び交う。
左端に小学生の男の子が何も持たずに立って、空手のような振る舞いで叫んでいる。
気合担当? と思ったら最後のほうでその子が鉦をたたき出した。うまい!


●龍虎太鼓
埼玉県川口市から。地元の代表だ。準優勝だ。
20人の動きが自由気ままのカオス。
っていうか曲者だらけ。やたら撥を投げたりまわしたりするし。
そのカオスが祝祭空間を作っている。
巨体の男の絶叫はすごかった。


審査中にゲスト8組が出演。
YOSAKOIソーランに尺八ジャズに沖縄のエイサー。
襲雷舞踊団はお祭り気分のジャズダンスチーム。小学生から青年まで男女もバランスよく取り混ぜられ、プロフェッショナルな舞台を作っていました。
上州ろう太鼓心響は耳が不自由な人たちの太鼓チーム。じっと互いを見つづけ、全身の動きを合わせながら叩いていました。
合わせる、合わせたい、その意思の強さが伝わってきました。
和太鼓和(NAGOMI)は二人組みの超絶技巧のチーム。声を出さない。振り付けもない。音で勝負できるから。、


わがほおずき連の大太鼓のNさんと「オリジナルの太鼓やりましょうよ」って忘年会で話していたんですが、やりたい気分が沸騰してきてますよ。
太鼓祭見ながらメモ帳に口伝をいっぱいメモしたんですが、今見たらなんだかわかりません。(笑)
(じつに)